【2017年11月20日更新】こんにちは。RIKKAです。
もうすぐ10月保活の時期ですね。
毎年この時期になると、入れる保育園がなくて辛い思いをする母親(父親)達のいらだちの声を聞きます。
と、同時に自分自身が「疾病」理由で幼い娘を、保育園に入れるときの葛藤を思い出します。
もう何年も前になりますが、私は双極性障害(躁うつ病)で保育園に入園させました。
保育園は「働く親」だけのものという固定概念は消えない
実際、保育園は働く母親主体です。シングルパパは形見も狭いです。
でも働く親だけはなく、本当の意味では・・・
子どもを保育できない状態にある場合に預ける場所です。
仕事で子どもの面倒がみれないから預ける。
家族の介護で、自分自身の病気で預ける、特に見た目がわかりにくい鬱病や双極性障害などの精神疾患の場合、「なんであのヒマそうな人が?」という奇異の目で見られることがあると思います。
そして、そのママ自身も「保育園は働く人のためなのに、待機児童とかいるのに、なんで私が入れていいんだろう?」と思ってしまう・・・特に保活が必要な都市部のお母さんが居ます。
私自身もそうでした。
もともと入って良いものだなんて知りませんでしたが、保健所の保健師さんや主治医に、「すぐに保育園へ」と言われ、たまたま運良く空いていたところへ途中入園しました。あれよあれよという感じでした。
その頃の私は、変なプライドがあって「働いてもないのに、入園させるなんて」と自分のふがいなさを責めてばかりでしたが、やはり一人の時間ができると
ぐっすりと眠れたり、その間に家事をしたり、少し笑顔が戻ってきました。
ただそのために8万円(★)を月々払ってるのは、どうかと思いましたけど、今思えば
保健師さんや医師が保育園を薦めたのは、
「私と娘の命を守るためでした」
すごく大げさに聞こえますが、皆が私を説得する理由はそれでした。
※★保育料:子供の年齢、地域や世帯収入など条件でだいぶかわりますので、一律この金額ではありませんので、不安にならないで!幼稚園に通える年だとぐんっと2~3万くらいに減ります。
精神疾患ママが優先されるのが、許せないという働いているママへ
精神疾患が優先されて普通に働くママの枠を奪ってしまっている。これは事実なので、すごく申し訳ない気持ちもあります。社会貢献できてなくて、ごめんなさい。本当は自分で子どもの面倒をみたり、外に働いて税金だって納めたいし、子どもも人気のない幼稚園でいいんです・・・(配偶者なので国保第三号ですが)
でもこの言葉に救われました。担当の医師からの
『働くママは、生活のためかも知れない。贅沢のためかも知れない。キャリアのためかもしれない。
でも、あなたは自分とお嬢さんの命がかかってるんですよ。だから保育園に入れていいんです。』
と言われました。
そういわれても「保育園に私の娘がはいっていいのだろうか」と半信半疑でしたが、少し回復した身としては本当に数年前「保育園に入れる」という選択肢があってよかったと噛みしめています。
働くママはもちろん仕事もして家のこともして、子育てもして・・・大変だと思います。ただ、今生きているということさえままならない母親がいることだけ少し知ってほしいです。
ニュースで躁鬱かうつかわからないけれど、狭い世界で傷つけあうようなニュースを見ると・・・他人事とは思えず、いたたまれない・・・
この数年間はニュースになるような出来事が起こりえたのではと感じていますが、窮地を救ってくれたのは保育園の存在。
保育園や「他人の手」を借りれない精神疾患のママはどうなるのか?子どもは?
精神疾患は、すぐに生命を脅かすことはありませんが、残念ながら自殺をしてしまう確率がとても高いです。そして子供と二人きりの生活が長いと、子どもも道連れに・・・という事もあるわけで・・・
それは極端な話ですが、虐待をしてしまったり、親の異常行動を目にする子どもは、
これから良い未来があると思える子どもになってくれるのでしょうか?
今、少しこの年の年齢の子よりも大人びたことを言う娘は、私の一部分を見て「早く大人になってママを助けたい」そう言います。
それを聞くと嬉しい反面、私の精神的弱さが娘を大人にしてしまったのかなっと思うとさみしくもあります。
でもやっぱりそれでも子どもらしいしょうもないことをしたり、笑顔を見ると預けて良かったと思っています。
それに毎日、保育園の先生が「適当でいいんだよ」「責めちゃいけないよ」って言ってくれます。
いろんな先生がいるから、一概にいい先生ばかりではないかも知れないけれど、保育園は「働く親」だけのものじゃないことだけは覚えていて欲しいです。
※2017年11月現在いまも相変わらず浮き沈みは激しいけれど、なんとか元気ですよーお仕事も続いております。むすめは現在「にゃんこすたー」のものまねが大好きなオチャメさんになりました。
今、子育てで悩んでる人は保健所と主治医に伝えて
精神疾患の人は主治医と保健所、まだそこまでいかないけど「子育てで参っている」人は保健所などの行政機関、地域のコミュニティに伝えて下さい。
案外、手助けしてくれます。
※地域によって対応はバラツキがあるかと思いますが、自分のことは言わないと気づいてもらえません!
役所って昔はいいイメージなかったけど、知らない情報をおしえてくれたり、親身になってくれたり
現在、少し安定してママ友も出来ました。在宅ワークもしてます。
個人的に、絶対にママ友は必要とは思わないです。
でもすごく仲良くなれそうなママに一度言ってみました。
嫌われたら嫌われたで、いーやと思い・・・
「私、躁鬱病で(保育園に)預けてる」って。
そうしたら「そうなんだ!躁鬱は知らないけど、うつ病の子は結構居るし・・・」
思ったよりも普通の反応。それでも個人的なお付き合いは避けるだろうな・・・と思った矢先
「今度、いつ遊ぶ?あんま前から言うとストレスになるよね?あたしもなんだー」って言ってくれてました。今でもよく子どもを公園で遊ばせたり、ご飯食べたり、保育園だけじゃない付き合いをしてくれます。
また嬉しかったのが、口の堅さ。実は私のクラスには他にパニック障害のママがいますが、その人とも仲が良いはずで、病気のこお知っているのに言わない人ということが信用に繋がりました。
保育園に預けた当初には考えもしませんでしたが、いま私では少しずつですが仕事もしてますよ。 ランサーズやクラウドワークスでちょこちょこ自由にできるお仕事を探してみたりしてます。
もう少し元気になったら、外でも働きたいなー><
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と去年まで思っており、何度か派遣やらパートで「外で働く」チャンスがありましたが、どうやら在宅ワークが一番性格に合っているようで、ライター、企画、編集なんかまでやれるようになりました!
そして家事も手を抜くことおぼえて(前は抜くことができなかったんです。白か黒かみたいな・・・)習い事まではじめれるくらい回復(?)。続けていればいいことありますね!
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