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学童とは?入所して初めてわかったこと「小1の壁」

こんにちは。RIKKA(@aoringoame3です。

3連休も終わりに近付いていますが、4月から娘が小学生になり学童入り、気づいたことを在宅ワーク&疾病もちの親目線で書きたいと思います。

また「学童とは?」っていう具体的なお話をする前に私の個人的な学童への思いは複雑だったのでちょっとだけ、入る前の心境も触れておきますね。

学童に入所する前にある「なんとなく抵抗感」

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保育園に入園する時もそうでしたが、学童へ入所(学童ではそう呼んでいます)すると決めるまでには、ちょっとした葛藤がありました。主なモヤモヤ点はこちら。 

  • 私は在宅で仕事しているから、預けなくてもなんとかなるんじゃ?
  • 父母会とか、人と関わるのがめんどくさい。
  • それなりにお金がかかる。6年間で考えるとどうなんだろうか・・・
  • たまに親もかり出される、強制ではないらしいが・・・
  • とにかくなんだか可哀想じゃない?物理・精神的な小1の壁

「めんどくさい」と「可哀想」そんな2大モヤモヤをかかえながらも、周りの人の話を聞いて入所しました。

そもそも学童保育ってなんだろう?基本は3種類

1.学童クラブ(いわゆる学童)

「〇小学童クラブ」など大体その校区の小学校の名前がついていて、基本的にはその学校ごとに設置されています。(ないところや、あっても別の学童にいくってこともあります。)また歴史のあるところだろ「くりのきクラブ」など愛称で呼ばれるところも。

入所対象者

対象者は名古屋市のHPによると

市内の小学校の第1学年から第6学年に在学し、就労等下校後保護者が不在の児童

 1年から6年生までです。(これ在宅ワークあかんじゃんwとは思いますが、保育園より厳しくないです。)

以前は小3までなど制限がいろいろあったようですが、2015年頃改訂があったようです。


預かってくれる時間


平日:下校時から19時頃までですが、だいたい18時には下校します

休日:土曜のみ8時~19時頃。ばしょによっては9時~17時というところも。


学童での過ごし方

その学童でまちまちですが、公園に近いところでは下校後、宿題時間、外遊び時間(暑い日や雨の日はお部屋遊び)、掃除といろいろ教育的な要素があるところもあれば、
ほぼマンガや本を読みふける場所としての役割のところも。
児童館などがあるところでは、工作などイベントごとがあるそうです。


1ヶ月料金

2万円前後でおやつ代こみです。兄弟がいると、兄弟割引なんてものも。
ネットで調べたところ、東京の場合一か月4千円~7千円らしい。ほんとかな・・・


運営母体はどこか

自治体による直接運営が最も多いそうですが、こと名古屋市に限っては、名古屋市のルールを満たした「父母の会」が運営をして市から子一人あたりの補助金(だいたい家庭が支払う月額と同額)を受けている状態です。

メリット

指導員さんが見送りや指導・あそびの際の見守り、おやつなどの提供をしてくれます。
外遊びができたり、親が一番頭を悩ませる夏休み中はプールに連れて行ってくれたり、イベントがあったりと充実した生活をおくれるようです。

 

子どもひとりあたりのスペースは、ひとりあたり1.65㎡基準があり定員が決まっているので、ぎゅうぎゅうずめで極端な事例がでないです。

 

また、学童クラブによっていろいろだと思いますが・・・私が利用しているところはクラブのルールがしっかりあり、「自分のことは自分でする」など毎回目標をもっていろいろなことに取り組んでいる自主性が育つところが良い点。


デメリット

メリットでも書きましたが、基準が1.65㎡と決まっているため、定員が決まっているので入れないということもあります。(保活ならぬ「学活」なんて話もあるそうな)
ただ父母の会主催ということで、予算組みから係、お祭り、キャンプなどなども親の負担が結構あり、めんどくさいです。(後述します)
 

 

2.放課後子ども教室(なごやではトワイライトスクール)

小学校内や併設される放課後に数時間預かってくれる教室。
その小学校に通う全員の子供が対象で、少子化で空いた空き教室などを専用に使ったり、授業後の教室を使ったりと様々。 

入所対象者

その小学校に通っている子ども全員。
自治体や学校によっては、学区外の子どもの受入れもしているそうです。 

預かってくれる時間

平日:下校時から18時。18時きっちりで門がしまります。時間厳守!

休日:土曜のみ9時~17時というところも。夏休みも開催。

学童での過ごし方

放課後こども教室での過ごし方は、自治体、学校によってさまざまですが・・・
私の知っている名古屋のトワイライトスクールには、地元のおじいちゃんおばあちゃんが習字や将棋、お茶などいろいろ教えてくれるところもあります。


毎日そういった「先生」がきてくれることもありますが、私の住んでいる校区では・・・あまりありません(汗)

1ヶ月料金

基本的に無料。1年で保険料として数百円程度。
たまに工作費用(数百円程)が発生することも。

運営母体はどこか

学校内で運営しているので、基本自治体が運営しているそうです。

メリット

親が専業主婦など仕事をしていなくても預けられることと、学校内または併設されているので、移動や不審者との遭遇という点で安全。
いろいろな学年のこどもと遊べる。とにかく料金が安い

デメリット

受入れ人数に差がかなりあり。場所によって沢山子供がいる場合もあれば、すぐにやめてしまうという話も聞きます。

これは本当に地域、学校によってまちまちです。
クラスメイトが多く内容充実しているところではずっと長く楽しく過ごせますが、校庭も体育館も使えず、一つの小さいな教室から出られないなんて場合も。

またこれは自治体によりますが、18時に絶対にお迎えにいかないといけないというルールが徹底している(本当に追い出され扉をしめられるらしい)ので、18時上がりの働くママにとっては、厳しいところです。せめて18時半ならなんて声も。 

3.民間学童保育

最近増えてきた民間学童。送迎つきなどプログラムもいろいろ。

対象者

運営が民間なので、対象者は基本的に小学生ならだれでも。(多分) 

預かってくれる時間

平日:13時~19時まで。延長預かりをやっているところでは22時迄など様々。

休日:8時~19時。平日ともに早朝・延長もあることも。

1ヶ月料金

週5で通った場合5~6万程度。
一ヶ月利用以外にも、1日会員や週2~3日という場合もあります。
滞在時間や日数、夏休みは別料金(ある民間学童は18日で7万円)の場合も。


メリット

サービス内容が充実しているので、親ができないところをサポートしてくれる体制がと整っているところが多いです。習い事の送迎などいろいろ。ダンス教室が開かれているところも。
学区を超えて友人ができるところ。


親主体の学童クラブに比べて、スタッフが面倒をみてくれるので殆どなにもしなくていいのが最大のメリット。


デメリット

とにかく料金が高い。手厚いケアがウリですが、民間なのでサービス内容は事業者によって違うのでしっかり下調べが必要です。

 

簡単にまとめると。個人的感想は・・・

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  • サービス度:民間学童>>学童クラブ>>放課後子ども教室
  • 親の負担(お金):放課後子ども教室>>学童クラブ>>民間学童
  • 親の負担(時間):学童クラブ>>放課後子ども教室>>民間学童
  • 個人的子ども満足度:学童クラブ>>民間学童>>放課後子ども教室

 

 

 

学童には資格をもった指導員さんとバイトの方々が遊び学びを教えてくれます。

民間と放課後についてはリサーチ不足で申し訳ないですが、
学童クラブには先生ではなく、「指導員さん」とよばれる方々がいます。
現在、その指導員さんにはちゃんと資格があります。

放課後児童支援員という資格が必要

受験資格内容は・・・

・保育士の資格をお持ちの方
・社会福祉士の資格をお持ちの方
・高卒以上の学歴をお持ちの方(もしくは高卒相当と認められる学歴をお持ちの方)で、かつ二年以上児童福祉事業に従事した方
・幼稚園、小学校、中学校、高等学校または中等教育学校の教員資格をお持ちの方
・大学もしくは大学院で、社会福祉学、心理学、教育学、社会学、芸術学、体育学を専修する学科・研究科、またはこれらに相当する課程を修めて卒業した方(外国の大学でも可)
・大学にて上記の学科で単位を修得したことにより、大学院への入学が認められた方
・高卒以上の学歴をお持ちの方で、かつ、二年以上放課後児童健全育成事業に類似する事業に従事し、市町村長が適当と認めた方

引用:

2015年4月〜学童保育に新しい資格誕生!「放課後児童支援員」とは!?(記事228)|資格取得ならBrushUP学び

これらの受験資格をもって、その後24時間の研修を受け認定をされた方が指導員さんになれます。(例外あり)

詳しくは、内閣府HPまで

 

その他にOG・OBの方々がアルバイトできてくれて、遊びや運営のお手伝いをしてくれています。

冒頭に入る前の小1の壁モヤモヤはなくなったのか?

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2大モヤモヤ感が「学童クラブめんどくさい」と「可哀想」っていう点ですが・・・これに関して実際に入所してわかったことがあります。

●学童クラブはめんどくさいところは確かにあります。

月1定例会やイベントは「忙しい人」のための学童なのに本末転倒では?と思いましたが、ただ人それぞれやれる範囲でやればいいっということを実感。人数が少ないとそうもいってられないかもしれませんが・・・助け合い精神で乗り切れそうです。

●なんで可哀想だと思ったのか?

私の従姉妹が小さい時に、たまたま同級生の学童の子が怖かったこと。専業主婦が多い状況で、おうちに帰れない=可哀想。その2点で従姉妹は「絶対学童にはいれない!シゴトをやめる!」とまで言っていたのをなんとなく受け継いでいたんです。

確かに大きく分けると近所にアソビにいく子供が少ない(どこかいくときは親同伴)現状にあって、学童にいっている子は大らかだと感じています。

専業主婦が少なくなってきて、名古屋市の放課後子ども教室「トワイライトスクール」がシステム的に使えない状況では、学童へのニーズがかなり高まっているようです。

私のように在宅でも物理的なハードルがでてくる「小一の壁」は、学童クラブで解消されつつあります。 

おわりに

学童保育をお考えの方は、こちらでご紹介した内容は地域や運営者に対する満足度は、働き方など家庭環境によって変わるかと思いますので、じっくり検討してみてください。

 

にしても、最近学童のホント需要が増えてきてるなーっと感じます。TVでも「学童にはいれない」って問題をとりあげていましたしね。