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【逃げ恥最終回あらすじ感想考察】ネタバレあり:多様性を認める社会がここに

こんにちは。

津崎みくりです。

ウソです、昨日「逃げるが恥だが役に立つ」の最終回を3回見て寝坊したRIKKAです。

「逃げ恥」を見ていない方には、このフィーバー度合いが寒いことでしょうが、ただの契約結婚・恋愛ストーリーではないのがこの物語のいいトコロです。

深く引き込まれた私としては、ドラマに興味のない人にもても見てもらいたいシーン名言ばかりで、おすすめ度NO.1です。

 

TBS系 火曜ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」オリジナル・サウンドトラック

逃げるが恥だが役に立つ:あらすじ

みくり(新垣結衣)へ突然プロポーズをした津崎(星野源)。しかし、その行動に津崎のリストラが影響していることを知ったみくりは複雑な気持ちでいた。 また、親友の安恵(真野恵里菜)の誘いで副業をはじめたことにより、次第に本職である主婦の仕事が手につかなくなってしまったみくり。心の余裕の無さから、優しい気遣いを見せる津崎にもきつくあたってしまう。

 

一方、17歳の年の差がある百合(石田ゆり子)に対して、自分の本当の気持ちを伝えた風見(大谷亮平)。その告白を受け、戸惑いを隠せない百合はあることを心に決める。

夫=雇用主、妻=従業員の、仕事としての結婚からはじまった2人の夫婦生活。 ハグをして、恋人になり、近づいては離れるもどかしい関係が続いたが、果たして、2人が最後に下す決断とは…?

 

引用元:TBS公式HP http://www.tbs.co.jp/NIGEHAJI_tbs/story/

前回のラストでプロポーズをしたのもの、津崎平匡(星野源)が全くロマンチックでない結婚を決断した理由(リストラとありますが、リストラによって結婚という契約が法律上『お互いを守るもの』だと沼田さんの言葉で気付いたからではないかと思います。)だったため、

 

戸惑い、”ただ”で家事をさせるためだけの結婚ととらえ、

好きならなんでもできる=「愛情の搾取です!」と断ってしまった森山みくり(新垣結衣)でした。

 

大好きなのに、持ち前の理論武装でついモヤっと感を選挙演説風に指摘しまいましたが、言ってしまった以上火曜日のハグさえなくなり・・・このまま終わりに近づくのかと思った二人でした。

 

一方公式HPにある通り、みくりの叔母の49才の百合(石田ゆり子)ちゃんは、17才年下のイケメン風見(大谷亮平)さんに、不意に涙したところを優しく守って貰え、更に風見さんへの気持ちは大きくなっているように見えました。

 

そして前回「抱きたい」との風見さんの発言に、急に女性として思ってくれていることを知ります。ドキドキした百合ちゃん。かわいい・・・

 

でも年の差の壁や自分はどうあるべきかという既成概念に囚われて、風見さんを「甥っ子」としか見ることが出来ないと言い、友達でいようと提案しまいます。

 

なんで「逃げるは恥だが役に立つ」ってタイトル?

ハンガリー語のことわざに「逃げるは恥だが役に立つ」という意味のものがあるようです。本来の意味は

「Szégyen a futás, de hasznos.」=自分で戦う場所を選べ

 

この物語に当てはめると、契約結婚という逃げに走るのは恥ずかしいことかも知れないけれど、役には立つということ。

随所にこの言葉が際立つことがあり、例えばみくりは派遣社員だったとき自分の個性である「小賢しさ」がアダでした。でも働く場所を変えればみくりの良さが引き立つわけです。

百合ちゃんも49才の独身女性でばりばり働くとい戦場を選びました。前回の内容で「全部の喜びは知ることはできない、そうやって世界は回ってる」といったようなことをいっていたのも頭に浮かびます。

逃げるは恥だが役に立つ:最終回ネタバレ

ここからはネタバレなので、見たくない人は感想まで飛んで下さい!

主婦の労働対価は最低賃金+愛情

プロポーズを断った後、どうにもぎくしゃくしてしまう二人。

みくりの親友やっさんの商店街の青空市場企画もなかなか上手く進まない中、イライラするみくり。

気づいたのが、お金だけじゃなくて夫婦というものはお金だけでなく+愛情でバランスをとるのではないかと話し合います。

ちなみに会議の風景は真田丸風

平匡CEOとみくりCEOの誕生

そして平匡さんは二人は最初の設定では雇用主と従業員でしたが、そもそも雇用関係・上下関係ではなく、これからは共同責任経営者(CEO)として対等に関係を築くことより、関係を再構築しようという話になりました。

 

みくりと平匡さんらしいですねw

結果的に平匡さんも家事を分担することに。

 

しかし、家事の分担といってもアレをやっていないからムカつく。

それをやっていて当然だから、感謝の言葉がないなど・・・お互い不満がたまっていく一方でした。

 

みくりがタウン誌ライター兼、青空市のイベンターで忙しい毎日を送るある日「お米をセットし忘れた」平匡さんに対して、嫌な態度をとってしまいました。

みくりの自己嫌悪ループが発動

そんな余裕のない自分を責めるみくり、「自尊感情が低いのは私だ、こんな小賢しい女はダメだ」と自分自身を追い込んでしまいます。

 

そして平匡さんにこんな女嫌ですよね・・・といったネガティブな発想を展開。平匡さんに壁を初めて作ったのでした。

 

落ち着いて仕事がはかどるからと、一人風呂場の浴槽の中で仕事をするみくり(笑)に平匡さんがお風呂の扉越しに語りかけます。

 

「生きるのってめんどくさいんですよ。全部めんどくなったら死です。だから一緒に・・・」(すいません!すごくざっくりです)という言葉を優しく投げかけ、みくりの心に刺さります。

 

こんなことが出来るようになったのも、平匡さんが自身が今まで何度も自尊感情を傷つけられそうになると、すぐシャッターガラガラっと閉じた自分になっていました。でもいつもみくりが笑顔で優しく扉を開けてくれました。

 

これもみくりのコミュニケーションの積み重ねが、平匡さんの成長に繋がった結果。

 

「大好き」

そしてみくりは青空市チラシがなくなったりと、バタバタしながらも成功をおさめつつあることが自信に繋がりました。

平匡から「小賢しいってなんでしょう?」と聞かれたみくりはきょとんとしてしまいます。”小賢しい”というのは相手を下にみているから言えることであって、平匡さんはみくりを「小賢しい」なんて思った事がないと伝えます。

 

そんな素直に自分を認めてくれる平匡さんに抱きつくみくり。周囲の目も気にせず、「大好き」っとつぶやきます。

これからみくりと平匡さんはどうなるのか?

幸せな二人にはこれからいろいろな選択肢があります。キスをした瞬間、急にTV風画面に。

(それがあれ?何の番組だっけ?TBS系列のダーツでなんか運動するやつ!)

★ダーツで挙式を当てた二人はウェディングドレスにタキシードで写真撮影

★ダーツで子だくさんを当てた二人は「かつお」やら子どもで大騒ぎ

他にも、専業主夫などなどいろいろパターンがありましたが・・・「別離」「逃亡」は当っても二人の将来にはないようです。

 

ハッピーエンドの二人にはこれからの未来がいっぱい可能性がある!そんなエンディングでした。

 

 

と、みくりと平匡さんの話はおわりですが、次に百合ちゃんと風見さんについて・・・

49才百合ちゃんと17才年下イケメン風見さんの恋は実るのか?

『年の差』を理由に風見さんを振った百合ちゃん。

友達に戻れると思ったけれど、風見さんの落ち込み具合からそんな中途半端ができないと知り、風見さんに会えないさみしさを感じます。

百合ちゃんVSポジティブモンスター

百合ちゃんは、ランチ時にポジモンこと恋愛ポジティブモンスターの女子(風見さんに言い寄り中)に相席をお願いされます。

そこで風見との関係を聞かれ・・・誤解満載の情報に更に追い打ちをかけ「17才も年下に色目使って・・・」「アンチエイジングはするけど老いにお金を使わない」などとバカにされます。

 

しかし百合ちゃんは、そんな若さに重きをおいている彼女に「そうやってアナタが切り捨てたものはあなたの未来なのよ」と優しく諭します。

そして「残念なのは、そう思う人が沢山いること、そんな呪いからさっさと逃げてしまいなさい」と言ったのでした。

 

実は自分が言った言葉に自分が一番「年の差」とい呪いに、罹っていることに気づかされます。

青空市で風見に再会

そして青空市の日・・・沼田さんと二人で思い切って相手を誘うおうと話します。

沼田さんはゲイなので、このときはラインのお相手は誰かわかりませんでした。

そして送信。なかなか風見さんにラインを送れない百合ちゃんの元に・・・マスターが連れてきた風見さんが現れます。

 

境内の横で風見さんと二人きりになった百合ちゃん。

きちんとまっすぐに「好きです」と言ってくれた風見さんに素直に「私も好きよ」と答えた百合ちゃん。

抱きしめられて、「会えなくて淋しかった」と百合ちゃんの心の鎧が取れたような音がしました。

キスしようとする風見さんに「いきなり?」と言って、おでこにちゅーしてもらいます。

(だって高齢処女なんで・・・)

 

意外なサプライズ2組

一組目は・・・子どもが熱を出して来れないと言っていた日野さん(藤井隆)が奥さんを連れてきました。なんと!本物の奥さんです。「乙葉」さんが「家内です」と言って子どもを二人つれてやってきました。

 

初のみくりとの対面に日野さんと平匡さん3人は大興奮!

 

二組目は・・・部下のくん。…時間切れのためまた次回の記事にします!(笑)

逃げるが恥だが役に立つ:感想

原作漫画も追って読んでおりましたが、みくりCEOひらまさCEO出てきて嬉しかったですね。

 

っと瑣末なことは一旦置いておいて…今回の最終回は「逃げ恥ロス」を起こさないくらい圧倒的に良かったです。あとあとじわっとくるんだろうな・・・

 

結婚した人や同棲生活で感じる、曖昧な家事の分担のモヤモヤをみくりがしっかり「愛情の搾取」だと銘打って、どこをどういうふうに治せばやれやるのか具体的に提案しています。

 

しかも、それを実践してつまびらかに会議し、改善する。みくりと平匡さんらしいやり方で共同生活を良くしていく点なんかは、主婦が家事をやって当たり前という考え方がこびりついてる人によく見てもらいたいと感じました。

 

主に夫である男性だけでなく、良妻賢母を押し付けられた世代の母親や親戚には「はあ?」と思われることも、逃げ恥を見れば納得してもらえるんじゃないかと思うほどの見事なプレゼンでした。

 

また実践、改善、実行…そこでみくりが「お米一つで怒るような自分いやだ」と自己嫌悪に陥るところもリアル。

 

自己嫌悪のループで小賢しさトラウマに突入したみくり。そしてなによりも、そこで初めて壁を作ったみくりの心の扉を叩こうとした平匡さんに成長を感じました。

 

いきなりそんな高度な技できるような平匡さんじゃなかったのに、いつもみくりに壁を優しく取り払ってくれた、その積み重ねが平匡さんの行動に繋がったのだと思うと嬉しくて嬉しくて。

 

最後の青空市でみくりに「小賢しいってなんなんですかね?」とか聞いたヒラマサ。小賢しいって思うのは、相手が上から目線で言ってるからではないかと問い掛けます。

そして平匡さんはいつも対等でみくりを見てるから、小賢しいなんて思ったことはないと伝えたシーンなんかは感涙でした。

 

みくりはみんなが、見ている前で「大好き」って抱きつきました。

ほんと大好きですよ。素直でキュンときました。

 

好きな人に自分を自然に受け止めてもらえるってすごく素敵ですよね。

この大好きは恋愛だけの大好きを超えてる気がしました!

恋人として、人として、家族として…

 

絶対的な愛おしさが伝わってきて、たまらんです。

 

まさかの沼田さんのYURIさんへのラインが、ゲイアプリのハンドルネーム「YURI」のゆりちゃんのイケメン部下でした!

大きな海苔せんべいが可愛い〜!一般的な障害がものすごく大きそうな二人がハッピーになれそうで良かった。

 

あとは何よりもゆりちゃん、

、、ゆりちゃんの数々の言葉に勇気づけられた人も多かったのでは内でしょうか?

好きな上司ランキングに入ってて良そうな予感がしますw

逃げ恥の考察:多様性を認め合う世界観に思わず納得

森山みくりの場合

みくり(新垣結衣)はものすごく理屈っぽい真面目な子です。それを歴代の彼氏に

「小賢しい女」と言われ、それをトラウマに。就職でもその小賢しさで上司に疎まれたと考えています。

 

みくり自身はとても素直で、理屈っぽい所はあるけれど正論を通そうとする一本気な魅力的な女性です。ですが、本人は欠点だと思ってしまっていて勿体ない。

 

それを最終回で平匡さんに「小賢しいってなんですか?」といった具合に聞かれるのです。

 

もちろん言葉の意味も分かっているんですが、小賢しいと思うのは相手を下に見ている場合であって、対等であれば思うはずがないんです。

それに気づいて( ゚д゚)ハッ!としました。

 

他の方はまた次書きます(*^^*)

 

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