こんにちは。先日、娘メメに「あのおじいちゃんって日本で一番エライの?」と聞かれました。
そのおじいちゃんは、天皇陛下です。すいません。おじいちゃんって言って。
うーーん一番エライ?って偉いのかと言えば違うような違わないような、しんどいって意味の名古屋弁の「エライ」なら確かに今しんどいんだろうなっと思います。
そんな子どもに聞かれて困った言葉などをご紹介します。
子どもに聞かれて困った言葉・習慣・行動・制度
1.「日本で一番エライのはだれ?」
テレビで勲章の授与式で天皇陛下が安倍首相から、メダルのようなものを渡されているのを見た6才の娘メメが違和感を感じたらしい。
今まで一番エライと思っていた安倍首相よりエライ人に見えた人・天皇陛下がいて驚いていたのです。そこででたのが冒頭の質問。
私の頭の中
『昔は神様みたいにエライひとは天皇だったけど、今は象徴ってどうやって説明すりゃいいんだ!象徴って子どもにどうせつめいしたらいいんだ?Wikipediaも開いてみたけど”現憲法での天皇が君主、元首であるかは議論がある”と書いてあるし、結局わかんないー』
『私もちっちゃい頃ずーっと中曽根さんが一番エライと思ってたわ~』
そこで出した答え
「国のいろいろな事を決めるのは内閣総理大臣っていう人だよ。今は安部首相ね。でも、大昔から日本の代表をしてきた人はさっき見た天皇だよ。今は国のルールを決めたりはしないけど、いろいろな国と仲良く出来るように頑張ってるから、沢山の人からソンケーされているよ」
娘「・・・で、どっちがエライの?」
ひえーごめんなさい。
「首相はころころ変わるけど、天皇は代々昔からいて大きな戦争が起きる前は神様みたいに偉かったけど、今は日本の象徴っていわれているのさ!」
娘「ふーん」
はい。象徴って言葉で片付けました。一応納得してくれた見たですけど、全然分からないですよね。
おいおい自分で理解できるようになってくれるまで待ちます。
2.「どうして女の人と結婚出来きないの?」
6才の娘メメが大好きなお友達ユリちゃんと結婚したいけど、「結婚は男の子とするもの」と保育園で聞いてきたようで私にこの質問を投げかけられました。
その時、私の頭の中では
『日本では同性の結婚は認められてないけど、渋谷区かどっかは認めるようなことしてたし、性の多様性を否定するのはどうだろか・・・いやわかりやすく言った方がいいのか』
とぐるぐる回転しました。
そして出した答えは、
「お父さんとお母さんって男のこと女の子でしょ?だからだいたいの人は男の人と女の人の組み合わせで結婚するんだよ。そうじゃない人もいるんだけど、ね」
とやんわり答えましたが、子どもは突っ込みますよね。
「そうじゃないって何?」
「男の人でも男の人が好きな人もいるし、女の人でも女の人が好きな人もいるからこれからいろんな人が幸せになれるように結婚できる国が増えるんじゃないかな。」
と。素直に答えたら、案外納得してくれました。
でももっと突っ込まれたら困るなー。
同性愛とは何かとか、性同一性障害の人や、半陰陽の方々・・・色々思って頭がぐるぐるー
3.「どうして勉強するの?」
永遠の命題ですよねー。歳をとっても必要な問い掛けだと思います。
来年小学校を迎える娘は「小学校行ったら勉強するんだよ」と聞いて、保育園みたいにいっぱい遊べなくなることを心配して言った言葉。
中高生なら「学校の勉強も大事だし、それ以外のことも勉強することで、自分の将来の可能性が広がるから、沢山のことを知るために勉強するんだよ」と答えます。
でも6才にそれは微妙だなっと思い・・・
「勉強するとメメちゃんの知らない面白いことがいっぱい見つかって、いろんなことがわかるようになって、ママといっぱい楽しくお話しできるようになるからだよ。」と答えました。
これにはメメも喜んで、クマのカタカナドリルを開いていました。
今までカタカナが読めず絵本は読んで貰うものと決めていたメメが、一人で絵本を開くようになり、「ひとりで絵本が読めた!」と喜んでくれました。
1~4の中でやっとまともに答えれたのではと思いますw
4.「なんで死ぬの?」
「日本の三大疾病は・・・」「細胞の老化が原因で・・・」とか話したい所ですが、そんなコトじゃなくて、娘が聞きたいのは今生きている人が死を必ずいつかは迎えるということが不思議なんだろうなっと。
きっかけは、「ママがずっと一緒にいる」と言うので、「ママもおばあちゃんになっていつかは死んでお空にいくのでねーメメちゃんも素敵な旦那さんと暮らしたり赤ちゃん産んだり、楽しいお仕事みつけてね」と答えたのが、嫌だったようです。
まず私がおばあちゃんになることがいやなよう。しかも「おばさん」も禁止です。
友達のこどもに話しかけるとき「おばちゃんが・・・」などと言うと「ママはお姉さん!」と遮ります。嬉しいんだけど、対外的に見ておばちゃんって言った方が楽なんだな・・・w
本題からずれました。
私は「死ぬ」というものを悲観的に捕らえてないので、「生きる」とセットになっているものだといつも思っています。もちろんすぐにくる「死」があればイメージは変わりますが・・・
だから、仏教徒でもなんでもありませんが、なんとなーく輪廻のようなものがあるような気がしているので
「生まれてくるときにいつかはお空に帰るって約束してから、この世界にくるんだよーだからこの世界で死なないと約束が守れないから、動物も魚も虫も生まれたら死ぬんだよ。白雪姫の悪いお后も死んじゃったでしょ?」って言いました。
ややメルヘンチックだったでしょうか。科学的になぜヒトが存在するのかってことすらよく分からない訳だから、自分なりの死生観でいいかなっと思って話しました。
ちなみに童話や好きなテレビ番組をネタにすると「ああこういうことはしょうがなくおこることなんだ」と納得してくれる率が高いです。
5.「なんでこの子死んじゃったの?コロされたの?」
実母による虐待で死んでしまった幼い子どものニュースを見て、聞いてきた言葉。「コロされた」って言葉にも驚きましたが、それに対して全くいい答えが用意できない自分がいるのに驚かされました。
「みんななんでこんな事になったのかわかんないから、警察のヒトとかが調べるんだよ」
「かわいそうだなーメメより小さい子なのに」っとメメ。
私は『育児を苦にして・・・』そういう追い込まれた気持ちも分からなくはありません。でもそれは越えてはいけない一線です。
今はそういうことはないですが、まだ赤ちゃんの頃旦那さんもずっと忙しくて家にいなくてひとりぼっちで育児していたときは、二人でいっそ・・・などと考えました。
それで双極性障害が分かったんですけど、お医者さんの出してくれる薬のおかげでもありますが、それよりも周りの人の助けが私たちを今こうして元気にしてくれているのだと思います。
だからもしまた同じこと聞かれたら的外れかもしれないけれど、私が母として選ぶのはこうです。
「きっと誰にも助けて貰えなかった可哀想なお母さんが悪い心に支配されちゃったから、悲しいことになったんだよ」と答えようと思います。
最後は悲しくなっちゃいましたが・・・子どもは鋭い
子どもの目線は鋭いですね。ホント、毎日なんでなんでマンなんで、極力答えようとしていますが説明が難しい&わかってないことが沢山あることに気付かされます。
最近一番きつかったのは「ブラックホールってなにででてきてるの?アナ?」です。
「死んだ星・・・だよ」で済んだから良かったけど・・・日々勉強ですね。
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