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ノーベル文学賞と村上春樹、今年は取るの?人類の進歩に役立ってる?

こんにちは。RIKKAです。

宇多田ヒカルのFantomeの歌詞感想シリーズを書こうかと思ったけれど、

昨日のノーベル文学賞ニュースの件で思うところのありPCに向かった次第であります。

今年のノーベル文学賞は、2016年10月13日(木)午後8時頃発表だそうです。

ノーベル文学賞の基準に当てはまりますか?

人類の進歩、発展に寄与する理想主義的、人道主義的な文学者に授与

(引用元:Wikipedia)

もうタイトルの一言しかないです。村上春樹氏(以下敬称略)は好きだった時期がありますけど、人類の進歩に役立ってるとは思えないのですが・・・

とってもいいですけど・・・それでいいんですかね?ノーベル賞って。

村上春樹がノーベル賞をとると言われる理由がわからない

村上春樹が毎年、毎年、「ノーベル文学賞を逃した」みたいなニュースに飽き飽きしていてます。

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この時期になると、「今年こそはノーベル文学賞を取れるのでしょうか?」みたいな話題だったと思うんですけど、私には村上春樹が、ノーベル文学賞を取ると言われている理由が分からないんです。2006年にノーベル賞登竜門と呼ばれるフランツ・カフカ賞を取ったから?それが理由でノーベル賞と言われ始めているなら、もう2016年-2006年で10年も!

 

その間、発売日に凄い行列ができるような作品が発表されましたが、訳のわかんないお話しっぽかったので、それも買ってないです(英数字のタイトルの話)。ちょっと読む気が沸かなかった。だって私の中では村上春樹は「中村うどんのネギを自分で切り取ってくる話で、盛り上がってる変な物語を書くおっさん」なので。そのへんのおっさんが遠くに行ってしまって、何言ってるのかさっぱり分からなくなり、もうついて行けなくなりました。

ハルキストだった思春期

話の時間軸を私の思春期に戻すと、中学生から高校生の間、村上春樹を何度も何度も読み返して、幻想的な世界に浸っていました。ただもう「海辺のカフカ」を最後に、ハルキストとも呼ばれるような「好きな作家:村上春樹」と公言することはなくなりました。なんか恥ずかしくて・・・私の中では村上春樹=中二病みたいなイメージができあがっていたんで、もう隠したい過去くらいの勢いでした。今はもう大丈夫。面白かったのは事実だから。

 

もちろん今でもノルウェイの森の「ルフトハンザ航空の・・・」みたいな、もやっとした良い回しが心地よく響くこともあるし、「海辺のカフカ」のナカタさんやら鯖が降ってくる話だとか、面白い発想でふと思い出すけれど...物語や文章表現がぐるぐる巡りすぎてもう疲れるし、酔ってしまうんです。自己陶酔してる主人公に飽きてくる・・・

それで結局何が言いたいの?って思ってしまう訳です。

一作を読んだだけでは意味がわからない本が成立することが、面倒くさくなってしまったこと、それで結局何を伝えたかったの?っともやっとする読後感にイラッとしたのが読まなくなった原因です。その霞がかかったような雰囲気が思春期には、魅力的だったのですが・・・自分が変わってしまいました。「海辺のカフカ」はクロニクルだとか、ハードボイルドなんかの世界観をまとっていて、一筋縄ではいかず暴力的で、変わった性的表現もあります。「ノルウェイ」の森もだけど、この辺の記憶は曖昧ですけど、普通の性的な表現ではないのです。言いにくいんですけど、性交渉をするときは相手がかなり年上、とかなにか特徴的な話になります。

またなんでか、口ですることが多いのが、女性目線で「同等でない感じ」っと受け取ってしまったのも一因ではあります。それは一つの特徴に過ぎないんですけれど・・・

 

要するに、村上春樹が書くのは、思春期特有の焦燥感や欲求で、成長途中の人が読むとその世界にどっぷりつかることができるのではないかと思いました。(あくまでカフカまでの話、それ以降についてはわかりません。)

永遠の思春期?大人になったら村上春樹の本はいらない

大人になった私にはもう、必要なくなってしまいました。大人になってしまったとも言えますが・・・

だから、海外で評価されたこと不思議でしたし、ましてや(昔よく読んでましたが)こんな変てこな話(「ノルウェイの森」「ねじまき鳥クロニクル」「海辺のカフカ」を代表とする長編小説)がノーベル賞だと?っと目を疑いましたが、でももう10年以上も「世界のHARUKI MURAKAMI」と言われていれば、もう既成事実のようで権威を持った別人です。

 

そして世界的権威を持つようになってから、政治的発言が多くなったように思います。前から言っていたけど、注目されるようになったからニュースになるのか、注目されるようになったから権威的な発言をするようになったのかわかりません。前者だといいなっと思ってます。もともと平和だとかそういったことに関しては間接的に言及してる作家さんだと考えているので・・・

 

ただ、個人的に思うのはやはり長編は基本、内容中高生向けじゃないのか?っと。ほぼ未成年向け小説が日本代表作品みたいな感じで、海外で読まれるのはちょっと変な様相を呈していて・・・ロリコン文化が日本の定説なんだろうか?とまで飛躍してしまう今日この頃。

 

わたくし、30代でも元気ですw

 

批判的な言い方に言い方になってしまいましたが、大雑把な言い方をすれば過去の受賞者である川端康成とか大江健三郎のような文学と比べて、村上春樹はエンタメ性が高い文学だと思うので、ノーベル賞って気がしないってだけなんですけどね。

 

とはいえ、たまにはあの回りくどい文章も懐かしくもあります...

ひさびさに海辺のカフカ読もうかなw 英語の勉強もかねて^^